2020年10月3日 秋風ステークス
■対象レース
2020年10月3日(土曜) 中山競馬場 芝1600m
秋風ステークス(3勝クラス)
■出走馬表
1.ウィンドライジズ 木幡 巧也
2.フォルコメン 石橋 脩
3.キングリッド 津村 明秀
4.アドマイヤスコール 田辺 裕信
5.カイザーミノル 池添 謙一
6.アガラス M.デムーロ
7.インターミッション 石川 裕紀人
8.レッドベルローズ 武藤 雅
9.エスタジ 丸山 元気
10.ホウオウカトリーヌ 野中 悠太郎
11.スーパーブレイク 吉田 豊
12.ロフティフレーズ 三浦 皇成
13.オールイズウェル 戸崎 圭太
14.ロライマ 北村 宏司
15.ウイングレイテスト 横山 武史
16.ウインゼノビア 丹内 祐次
■レース内容
スタートしました。
ややバラついたスタート。好スタートは内枠の各馬、推して、5番のカイザーミノルが出を伺います。
カイザーミノルがわずかに先頭、追って、9番のエスタジ、6番のアガラス、これらが先頭に迫っていって、外回りコースへ。
4番手グループは外から押し上げていく10番のホウオウカトリーヌと15番のウイングレイテストです。
向こう正面に到達。
そのあと先行グループの後ろは16番のウインゼノビア、7番のインターミッション、2番のフォルコメン。
好位グループからやや下がった1番のウインドライジスが中段のインコースです。並んで外14番のロライマ。縦に長くなってきました。
4番のアドマイヤスコールが追走で残り1000mを切って、これから3コーナーに向かいます。13番のオールイズウェルはこの中段馬群の直後。
3.4馬身空いて、後方は3番のキングリッド、12番のロフティフレーズ、11番のスーパーブレイク、800mを切って、最後方は8番のスタート一息のレッドベルローズ。
3.4コーナー中間に差し掛かります。
先手は9番のエスタジが取りました。リードを2馬身取って600mを切ります。前半1000mは58秒台で行っています。
2番手は6番のアガラス。3番手は15番のウイングレイテスト、鞍上手が動き始めています。
並んで、同枠の16番のウインゼノビアが上がっていって400mを切って4コーナーカーブ。そのあとはカイザーミノル、ホウオウカトリーヌ、外はインターミッション4コーナーカーブから直線へ。
先頭は6番のアガラスに代わって、リードは2馬身です。2番手に7番のインターミッション伸びてくる!
外は13番のオールイズウェル、そのあとは12番のロフティフレーズ!
一番外は8番のレッドベルローズ100mを切りました!
先頭入れ替わって7番のインターミッション、追ってオールイズウェル2番手!
インターミッション、先頭ゴールイン!!
1着 インターミッション(7番)
2着 オールイズウェル(13番)
3着 ロフティフレーズ(12番)
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 7番 インターミッション
2着 13番 オールイズウェル
3着 12番 ロフティフレーズ
単勝
7 1,550円 7番人気
複勝
7 410円 7番人気
13 220円 3番人気
12 630円 9番人気
枠連
4-7 2,850円 14番人気
馬連
7-13 5,210円 19番人気
馬単
7-13 11,960円 44番人気
ワイド
7-13 1,660円 19番人気
7-12 3,920円 41番人気
12-13 2,640円 31番人気
3連複
7-12-13 39,720円 109番人気
3連単
7-13-12 251,260円 682番人気
■見解とポイント
スプリンターズステークスの前日に開催された秋風ステークスを制したのは、7番のインターミッションでした。
インターミッションの勝ちタイムが、1.33.3秒と、中山マイルの3勝クラスの平均タイムである1.33.8を大きく上回っています。
開幕週から時計がかかりがちな中山でしたが、この日に限ってみれば、時計はそこまでかからず、むしろ早いタイムが出ていたでしょう。
しかしながら、掲示板に入選したのが外から攻めてきた差し・追い込み馬であったことから、内不利・外有利の傾向は強くなっており、これが、後日開催されたスプリンターズステークスにおいて、モズスーパーフレアを泣かせ、グランアレグリアやアウィルアウェイに好走をもたらしました。
1着は3歳牝馬のインターミッションでした。
桜花賞やオークスでは全く見せ場なく敗れてしまいましたが、条件戦とはいえ、牡馬や古馬相手にしっかりと結果を残せたのは収穫でしょう。
元々中山自体が得意な馬なので、舞台適正は十分あったでしょう。また、直線では、接近するオールイズウェル相手にしぶとく粘り切れたのもよかったです。
ただし、デビューから、デビュー3戦目までははそこまで強い馬と戦っておらず、今回 は、ハンデの恩恵もあったので、次走以降、ハンデを課せられたり、ポテンシャルの高い馬とレースを組むことになると、例え得意の中山とはいえ、好走は難しいかもしれません。
2着はオールイズウェルでした。
インターミッションと同じように、後方からの差し切り勝ちで2着に入選しました。
道中、後方から追い上げるように仕掛けた戸崎騎手は怪我から復帰して本当に調子を上げてきていますね。
この追い上げのために、2着を確保。それどころか、あわや勝ち切るのではないかと思わせるような魅せる競馬ができました。
オールイズウェルに目を向けても、ハンデの恩恵があったインターミッションと違い、57キロを背負って1.33.3秒で走破し、ポテンシャルの高さを感じました。
オールイズウェルは関西馬で、中山は初めてでしたが、京都や阪神とは違い、トリッキーなコース形態にも難なく対応でき、今後の選択肢も広まったことでしょう。
3着に入選したのは牝馬のロフティフレーズで、こちらも追い込み競馬で3着に入選した一頭です。
中山は(2-2-1-3)と、悪くなく、また、後方待機策有利兼、外有利の舞台であったことも味方しました。
ただ、ポテンシャル面で見劣りしているのは、人気落ちのレッドベルローズやロライマに詰め寄られていることからも分かります。
馬券で見ると、非常に狙いどころのつかみにくい一頭ですが、中山や東京に出走するのであれば、ヒモで絡めてみると案外馬券内に飛び込んでくれるかもしれません。
先行競馬で入選したアガラスは6着に敗れてしまいました。
近走の不振傾向らしからぬ、非常に見ごたえのある競馬を披露しました。
ベストを尽くしましたし、鞍上デムーロ騎手も、あわや勝ち切るのではないかといわせるような強気の騎乗は見ごたえがありました。
しかしながら、内不利外有利の馬場に泣かされた一頭で、最後の最後で外から詰めてきた差し・追い込み馬に差されて、掲示板を逃してしまいました。
これは、近年不振傾向に陥っているデムーロ騎手の焦りもあったかもしれません。
デムーロ騎手は、この日、芝のレースに出走していたので、馬場の状況をしっかりと把握し、直線では内ラチではなく、少し外目を確保して競馬をしていたら、結果は変わっていたかもしれません。
それでも、この時期、不利といわれる内ラチ沿いで粘り強い競馬ができたのは馬の地力によるものです。
鞍上を見ても、一番結果を残している時が、デムーロ騎手とコンビを組んだ時なので、次走以降も注目していきたいですね。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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