2021年1月17日 日経新春杯(G2)
■対象レース
2021年1月17日(日曜) 中京競馬場 芝2200m
日経新春杯(G2)
■出走馬表
1.ダイワキャグニー 内田 博幸
2.ロサグラウカ 荻野 琢真
3.サトノソルタス 池添 謙一
4.サンレイポケット 荻野 極
5.ミスマンマミーア 松若 風馬
6.エアウィンザー 高田 潤
7.バレリオ 和田 竜二
8.サトノインプレッサ 坂井 瑠星
9.ヴェロックス 川田 将雅
10.アドマイヤビルゴ 武 豊
11.クラージュゲリエ 福永 祐一
12.ワセダインブルー 大野 拓弥
13.レイオーロマンス 高倉 稜
14.ショウリュウイクゾ 団野 大成
15.レクセランス 西村 淳也
16.ミスディレクション 太宰 啓介
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 14番 ショウリュウイクゾ
2着 5番 ミスマンマミーア
3着 11番 クラージュゲリエ
単勝
141,960円7番人気
複勝
14500円7番人気
51,850円13番人気
11310円5番人気
枠連
3-717,110円25番人気
ワイド
5-1410,610円69番人気
11-141,620円19番人気
5-117,070円55番人気
馬連
5-1458,060円75番人気
馬単
14-5108,870円145番人気
3連複
5-11-14112,200円209番人気
3連単
14-5-11961,790円1344番人気
■見解とポイント
超がつくほどのロングスパート戦となりました。
1000m通過タイムが1.00.7秒と、この時点では、速い流れではありませんでしたが、1000mから2000mまでの5Fにかけて、1F11秒台後半を刻んでいます。
これは、1000m通過したあたりで、早い段階からペースアップしました。
1000m通過するまでが1Fあたり12秒台のラップを刻んでいたので、ペースをあげて、なおかつそれを維持する流れとなり、早い段階からスパートがかけられたとも捉えられます。
このような流れになると、直線で瞬発力を活かすことを得意とする馬は、道中で脚が削がれてしまうので、決め手が欠けた状態で直線入りすることとなり、自分の競馬を活かすことなく敗退することとなります。
1番人気のアドマイヤビルゴは過去の競馬を見る限り、後半でペースを引き上げつつ、持ち味を生かせる馬なので、展開面は一見合っていそうだったのですが、アドマイヤビルゴが過去に強いパフォーマンスを発揮した若駒ステークスを見ても、馬場の乾いた時計の出る舞台で結果を残しています。
いっけん、展開はかみ合ったかもしれませんが、現在の中京は時計の掛かるタフな馬場で、馬場適正は全くかみ合わなくて、消耗戦の中で敗れ去りました。
2番人気のヴェロックスは、近走のパフォーマンスを見る限り、、クラシックを走っていたころに比べてはるかに調子を落としているのは紛れもない事実です。それに加えて、流れたあとの直線で、末脚を発揮するタイプなので、ヴェロックスにとって、消耗戦は最悪といってもいい展開でした。
ヴェロックスにおいては、展開、馬場、そして近走のパフォーマンス全てにおいてかみ合わなくて敗れ去っており、今後も、よほどの変化が見られない限りは、クラシックの走りを期待することはできないでしょう。
逆に、展開に恵まれたのは1着のショウリュウイクゾと2着のミスマンマミーアです。
この2頭は昨年の烏丸ステークスにおいてもワンツーで入選しましたが、烏丸ステークスのように、早い段階からペースを引き上げる消耗戦がプラスに転じたことでしょう。
展開に恵まれたのは紛れもない事実でしたし、消耗戦になるといち早く気づけた人であれば、この2頭の組み合わせで案外馬券的中された方は多いのではないでしょうか。
もちろん、展開がかみ合ったのが事実なので、ショウリュウイクゾ、ミスマンマミーア共に、この一戦で次走以降、評価を上げるのは危険だと感じます。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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