2021年3月14日 金鯱賞(G2)
■対象レース
2021年3月14日(日曜) 中京競馬場 芝2000m
金鯱賞(G2)
■出走馬表
1.デアリングタクト 松山 弘平
2.サンレイポケット 秋山 真一郎
3.ブラヴァス 福永 祐一
4.グローリーヴェイズ 川田 将雅
5.ギベオン 西村 淳也
6.ジナンボー 菱田 裕二
7.キセキ M.デムーロ
8.ペルシアンナイト 大野 拓弥
9.サトノフラッグ C.ルメール
10.ポタジェ 北村 友一
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 5番 ギベオン
2着 1番 デアリングタクト
3着 10番 ポタジェ
単勝
5 22,730円 10番人気
複勝
5 1,890円 10番人気
1 110円 1番人気
10 340円 6番人気
枠連
1-5 12,240円 20番人気
ワイド
1-5 4,260円 30番人気
5-10 16,300円 41番人気
1-10 520円 4番人気
馬連
1-5 13,570円 26番人気
馬単
5-1 62,050円 62番人気
3連複
1-5-10 34,650円 58番人気
3連単
5-1-10 783,010円 475番人気
■見解とポイント
日曜日の重賞は金鯱賞も裏開催のフィリーズレビューも荒れた結果となりました。
本州は3会場とも金曜日の雨の影響を大きく受け、タフな馬場で開催となり、中京競馬場も例に漏れず、開幕週から力の求められる舞台での競馬となりました。
金鯱賞は大阪杯の前哨戦として、2017年から3月開催となってから、骨のあるメンバーに前年の有力馬が参戦する傾向が強く、夏のG1札幌記念のような立ち位置となっています。今年も例外ではなく、骨太なメンバーに前年の三冠馬であるデアリングタクトが参戦を表明し、注目を集めるレースとなりました。
しかし、ただ注目を集めただけではなく、勝ったのがしんがり人気のギベオンということで、さらに多くの人のまなざしを集める結果となりました。
1着はギベオンで、単騎逃げで最後の最後まで粘り切っての勝ち切り。単勝2万円を越える大波乱の立会者となりました。
3度目の金鯱賞挑戦で見事掴んだタイトル。相手が相手だけに価値のあるものでしょう。
これといった逃げ馬不在(キセキは4歳のころ逃げて結果を残しましたが近年は後ろから競馬をしている)の中でハナを切り、最後の最後、追撃をしのぎました。
ギベオンのペースを見てみると1000m通過が1.01秒4で勝ちタイムが2.01秒8なので、スロー展開であることは間違いないですが極端にスローペースというわけではありません。
この程度のスローであれば他の馬にもチャンスがありましたが、馬場が非常に重たく、後方から競馬に挑んだ馬にとって非常に苦しい展開となりました。
その中でデアリングタクトは最後の1F過ぎたあたりで加速しましたが、わずかに届きませんでした。
ギベオンの好走理由としては、他に有力な逃げ馬がおらず、楽にハナを切ることが出来たことと、馬場が重たく前残りの展開になったことが勝利の要因であり、展開に恵まれたのは紛れもない事実です。
しかしながら、逃げを打ちながらもサトノフラッグやブラヴァス以上の上り3Fタイム叩き出しているので、粘り強い競馬が合っているのかもしれません。
展開の理こそ否定できませんが、三冠馬をはじめG1馬を蹴散らしての勝利は大したものです。
西村淳也騎手もこれで初重賞を手にしました。
人馬共におめでとうございます。
なお、前年に牝馬三冠を成し遂げたデアリングタクトは2着に敗れてしまいましたが、休み明け初戦がタフな馬場だったことを考慮すればそこまで悲観する内容ではないでしょう。
次走は良馬場での走りを見てみたいものです。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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