牝馬とは女馬であり、人間で言う所の女性だけが走る短距離競争やマラソンなどがその類となります。JRAではこの牝馬限定のレースが数多くあり、G1レースにも牝馬だけしか出る事が出来ないレースがあります。日本ダービーは実は
牝馬も出走する事が出来ますが、オークスは牝馬限定であり牡馬は出る事が出来ません。こうした牝馬の最高峰のレースとして呼ばれているクラシックがエリザベス女王杯であり、マイルがビクトリアマイルとなります。いずれも牝馬限定
で走る競争で、牝馬のナンバーワンを決める戦いです。2歳からも牝馬限定で走るレースがありそのレース名は阪神ジュベナイルフィリーズとなります。2歳の女王を決定する一戦で、これからどんどんレベルの高いレースに出走出来る
馬がそこで勝星を挙げると今後に期待が膨らみます。しかしJRAの2歳限定のレースでこのレースを快勝した馬がでは桜花賞や皐月賞に出て結果が出るかと言いたい所ですが、それは中々直結せず後から成長して来た馬が強く
なったりします。牝馬限定2歳レースのジュベナイルフィリーズで勝った馬が桜花賞でも同じ距離を走るのですが、どうして後から出てきた馬が成長して抜かれるのか、それは2歳で完成した馬はどうしても成長が早くから始まり早熟で
終わってしまう馬も多いからです。照準を3歳限定レースに絞って戦っているのであれば、それも納得出来ます。クラシック3冠と呼ばれる牝馬限定戦は、桜花賞とオークスと秋華賞です。これを全て取れば牝馬3冠として称えられます。
今年はまさにそれを狙う一頭が居て、その名もアーモンドアイです。牝馬限定戦はそれこそひと夏超えて2冠の馬が早熟で終わってしまっているケースも否めません。なのでここで凡走すればやはり早熟だったのかと考えてしまいます。
牝馬はそれこそ牡馬と違い成長が著しく早く、2歳や3歳時期は牡馬にも勝ったりします。その為早熟の可能性は否めない所が出てきます。2歳戦も3歳戦も牝馬限定のレースで大きなタイトルをとれば、今後の子どもにかかる期待値も
膨らみます。牝馬限定と言うくくりで成績を残せば、それだけ価値を高めてくれて、更に牡馬まで撃破するレースに出たり同じ牝馬でも3歳から古馬に挑戦出来るエリザベス女王杯なども、今後の牝馬の成長力や子どもにその遺伝子を伝え
強い子を更に産むと言ったサイクルにつながります。牝馬は牡馬より成長力があり、限定にしているのも牡馬は3歳から強くなります。そこで同一のレースに出る条件であっても、牝馬には斤量を2キロマイナスにしてハンデを付けたり
そこで限定でなければ、一緒に走るレースは牡馬の走るレースに牝馬が参加する形がほとんどで、牝馬限定戦には牡馬は出る事が出来ないのでそれは仕方がありません。牝馬が勝ち上がる事を考えるとこの様に牝馬限定レース
に絞って出走をして、牝馬限定で戦えばある程度レースレベルを落として戦う事が出来るので、多少は勝つ可能性は高まります。そこで賞金を加算していく事となれば、大きなレースに出走する上でもレースを厳選しながら行えば、
かなり有利に本賞金を加算して行けます。強い牝馬であれば、腕試しで牡馬と戦ってみたりすると今の現状を知る事が出来ますし、これは男子と女子にも言える話ですが、男子は女子よりも体力がありスピードの速いサーブを打つ事が出来
それをレシーブすれば、間違いなく本番よりも練習の方がきつい戦いになり本番でかなり力を発揮する事が出来ます。これを応用すると牝馬が牡馬との混合戦に出て、そこである程度のレースを行えるのであれば牝馬と戦う時に明らかに
こう勝負が出来ます。牝馬限定戦は、ある意味強い牝馬にとっては試金石となりそこは落とせない一戦となります。その為牡馬との戦いもキッチリと良い結果を作る事が出来れば、それこそ牝馬限定戦では勝つ確率がかなり高くなっていきます。
【牝馬限定レースとは?】