2021年2月28日 阪急杯(G3)
■対象レース
2021年2月28日(日曜) 阪神競馬場 芝1400m
阪急杯(G3)
■出走馬表
1.メイケイダイハード 松若 風馬
2.ダノンファンタジー 川田 将雅
3.カツジ 武 豊
4.ロードアクア 田中 健
5.メイショウチタン 幸 英明
6.ミッキーブリランテ 和田 竜二
7.クリノガウディー 岩田 望来
8.レシステンシア 北村 友一
9.タマモメイトウ 古川 吉洋
10.インディチャンプ 福永 祐一
11.ザイツィンガー 国分 恭介
12.コンパウンダー 吉田 隼人
13.ジャンダルム 荻野 極
14.トライン 池添 謙一
15.ブラックムーン 藤井 勘一郎
16.メイショウキョウジ 酒井 学
17.ベストアクター 団野 大成
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 8番 レシステンシア
2着 6番 ミッキーブリランテ
3着 13番 ジャンダルム
単勝
8 240円 1番人気
複勝
8 140円 1番人気
6 860円 10番人気
13 340円 4番人気
枠連
3-4 2,330円 8番人気
ワイド
6-8 1,670円 19番人気
8-13 780円 5番人気
6-13 6,050円 38番人気
馬連
6-8 5,830円 22番人気
馬単
8-6 7,670円 23番人気
3連複
6-8-13 20,690円 50番人気
3連単
8-6-13 82,340円 194番人気
■見解とポイント
G1馬3強が人気を独占し、多くの予想家がこの3頭に印を打ちましたが、思い通りの結果にならないのがG3レースですね。
人気のダノンファンタジーとインディチャンプが馬券外ということで、三連単8万円超えとなりました。
レースは勝ったレシステンシアがハナを切ってリードを引っ張る形となります。テン4Fが45.4秒で、上がり4Fが45.2秒なので、レース全体はミドルペースでしたが、先行勢が揃って馬券内に入選していることから、前残りが顕著で後続には不利の舞台でした。
1着は逃げたレシステンシアでした。
1400m戦は2歳のファンタジーステークス以来となりましたが、成長を感じさせる一戦。
同じ1400mで開催された2歳のファンタジーステークスと、今回の阪急杯の1Fあたりのラップを比較すると、以下の通りとなります。
ファンタジーS
12.0-10.7-11.0-11.9-11.7-11.5-11.9
阪急杯
12.2-10.6-11.2-11.4-11.2-10.8-11.8
テン4Fまでのラップはそこまで変わりませんが、後半3Fがポイントで、ファンタジーステークスが5F～7Fにかけてペースを落としているのに対し、阪急杯はむしろ加速、特に6F目が10秒台のラップで通過しており、追い込みを仕掛けるジャンダルムやミッキーブリランテを突き放しています。
元々マイルで走っていた馬なので、距離短縮となった今回、軽快に飛ばしても持つ可能性はありますが、ここまできれいなラップで勝ち切るとは思いませんでした。
2.3着に入選したジャンダルムやミッキーブリランテも強い競馬をしていただけに、今回のレシステンシアは非常に強い内容だったのです。
距離を短くしても対応するだけの強さは証明できましたし、高松宮記念でも見せ所のある競馬はしてくれそうです。
人気の一角だったインディチャンプは4着に敗れました。
じっくり脚を溜めた競馬のほうが得意な馬なので、忙しくなる1400m戦は距離適性に微妙ですね。
1400mという、インディチャンプにとって決してベスト距離とは言い難い条件での4着入選できたのは馬の地力に尽きます。
裏開催の中山記念に出走していたほうが良かった馬で、未知の距離で好走したケイデンスコールとは真逆の結果となりました。
もう一頭、人気のダノンファンタジーは出遅れが大きく響き5着入選。
前目で淡々とした流れで出し抜くのを得意としているので出遅れは致命傷。ただ、仮に先行できたとしてもレシステンシアのレース内容に太刀打ちできるとは言い難いですね。
ダノンファンタジーはかみ合えば光るものを持っているのですが、展開に左右されるので、馬券で狙うのが非常に難しい馬ですね。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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