2020年11月15日 オーロカップ(L)
■対象レース
2020年11月15日(日曜) 東京競馬場 芝1400m
オーロカップ(L)
■出走馬表
1.アフランシール 吉田 豊
2.クラヴィスオレア 北村 宏司
3.ストーミーシー 田辺 裕信
4.アバルラータ 藤田 菜七子
5.タイムトリップ 野中 悠太郎
6.イベリス 武藤 雅
7.ボンセルヴィーソ 石橋 脩
8.ケイデンスコール 岩田 康成
9メイショウキョウジ 田中 勝春
10.ダノンチェイサー 荻野 極
11.ショウナンライズ 木幡 巧也
12.プールヴィル 三浦 皇成
13.スマイルカナ 柴田 大知
14.ザイツィンガー 津村 明秀
15.アンコールプリュ 丸山 元気
16.カリオストロ 亀田 温心
17.ハーレムライン 嘉藤 貴行
■レース内容
スタートしました。
5番のタイムトリップ、ハーレムラインが後方から。
先行争いです。
まずは2番のクラヴィスオレア、6番のイベリス、2頭が行きますが、クラヴィスオレアが内から抜けました。
3番手に13番のスマイルカナ。4番手には外から16番のカリオストロ。7番のボンセルヴィーソが内、あいだからは10番のダノンチェイサー。その後ろは2馬身と離れました。11番のショウナンライズが外目から。内からは9番のメイショウキョウジが行って、さらには内から3番のストーミーシー押し上げていきます。
8番のケイデンスコールが行って、12番のプールヴィルが続きます。1番のアフランシール、15番のアンコールプリュ、14番のザイツィンガー。17番のハーレムライン。その後ろには5番のタイムトリップの追走。最後方追走が、4番のアバルラータという隊形。
第4コーナーのカーブに入っています。
2番のクラヴィスオレアに並んでいく13番のスマイルカナ。外からは16番のカリオストロも差を詰めて、第4コーナーをカーブ直線へ！
そして内ラチいっぱいを突くのは3番のストーミーシー。
馬場の真ん中で、クラヴィスオレア、ボンセルヴィーソ内から迫ってくる。さらにはスマイルカナ。
3頭広がって400mを通過。
そしてその外から10番のダノンチェイサーが追ってきた！
そしてその間突っ込んでくるのは、9番のメイショウキョウジ、200mを通過して、最内を突いた3番のストーミーシーも粘っている！
そして外からは12番のプールヴィル！
3番手争いは13番のスマイルカナか？
12番プールヴィル先頭でゴールイン！
2番手が13番スマイルカナ！
そのあと3番手が広がりました！
1着 プールヴィル(12番)
2着 スマイルカナ(13番)
3着 ストーミーシー(3番)
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 12番 プールヴィル
2着 13番 スマイルカナ
3着 3番 ストーミーシー
単勝
12470円2番人気
複勝
12190円1番人気
13200円3番人気
3400円7番人気
枠連
6-7930円2番人気
馬連
12-131,310円2番人気
馬単
12-132,180円2番人気
ワイド
12-13560円2番人気
3-121,220円10番人気
3-131,500円16番人気
3連複
3-12-136,430円14番人気
3連単
12-13-324,560円40番人気
■見解とポイント
ラップタイムは1400m戦らしく、2Fからラスト2Fまで、終始11秒台を刻むラップペースで進行しました。
逃げたのはクラヴィスオレアでしたが、直線で一杯になり、代わって、後方組が進出を開始しています。そのことから、ラップタイム以上に、逃げ、先行馬には苦しい展開だったことでしょう。
直線では、ストーミーシーを除いて、各馬外目を狙って進出を開始していることから、開催後期の馬場らしく、馬場が荒れてきている傾向が見えてきています。
そのため、内が不利で外が有利の舞台適正となっていました。
1着はプールヴィルです。
最後に勝ったレースが3歳のFレビューなので、1年半ぶりの勝ち星となりました。
競馬としては、後方一気の単調な競馬でしたが、プールヴィル自身が元々左回りの長い直線で、そこそこの結果を残しているから舞台適正はかみ合っていたことでしょう。
また、残り2Fあたりからじわりじわりと、長く脚を使って勝ち切れている点はよかったです。ラスト2Fの脚で勝ち切ったようなものなので、今後も直線の長いレースに挑むことがよいと思います。
逆に、コーナーワークもそこまで得意ではないので、小回り競馬場ではよほど、腕の立つ騎手でないと、好走は難しいでしょうね。で
2着はスマイルカナです。
スタートこそうまく決まりましたが、外目だったこともあり無理せず3番手で競馬。
そのまま直線に入り、残り200m手前くらいで、伸びてきましたが、外から強襲したプールヴィルには差されての2着でした。
前走の反省が活きた一戦。
前走の富士ステークスは、柴田大知騎手が無理にハナを狙おうとして、逃げたシーズンズギフトと競り合ったことで、ばててしまいましたが、内からハナを主張したクラヴィスオレアやイベリスに主導権を譲って、自分のペースを維持できたことが好走の要因でしょう。
スマイルカナは、逃げのイメージが強いですが、父がディープインパクトなので、直線でも脚を使えるのです。
直線では残り1Fでかつて見たことのない末脚を披露しましたが、今回は、相手が悪かったですね。
しかしながら、スマイルカナの新しい一面も見れたので、陣営、そして柴田大知騎手からしたら、実りの多かった一戦だったと思います。
3着はストーミーシーでした。
出走馬の中でただ一頭、内から勝負に挑みました。
最後の最後まで見せ場がありましたが、プールヴィルとスマイルカナに差されての3着でした。
この馬は好走と凡走を繰り返す馬なので、馬券的には非常に手を出しづらい一頭ですが、内ラチからしぶとく長い脚を使った競馬には恐れ入りました。
近年は渋った馬場で馬券に絡んでいるので、内ラチを選択したことが、結果的にストーミーシーのポテンシャルを活かせる競馬につながったかもしれません。
これから寒くなって、時計の掛かる条件が増えるので、注目していきたい一頭です。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
競馬は実践あるのみです。
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