レースが開催される前に発表される馬体重ですが、ではこれがレースの直結するのかどうかは少し見えてこない所もあります。しかし明らかにプラス体重でお腹周りが絞り切れていない馬はその時点で好走する確率は
下がってしまいます。そう言った意味では馬体重とレースの関係性は結びつく事になります。プラス体重でもプラス10キロやプラス20キロと言った長期で放牧していた馬やけがをして休んでいた馬が調教不足となり
結果的に凡走をする場合は、先ほど言ったお腹周りが絞り切れていないケースとなりどうしても重たい斤量を背負って走っているのと同じとなります。逆に今度はマイナス体重がひどいケースで言えばどうなるかですが、
これも同じく厩舎でのえさをあまり食べてない体調の悪い状況であまり調子が上がっていない事がうかがえます。マイナス体重になりすぎてパワーが不足するとそこで勝負どころで結果が出せない非力な形で凡走してし
まいます。良く競馬のレース前の馬体重は全く無視して予想をしている人に聞いた事があるのですが、その人は馬の体重がどうこう言っていてもそれで予想のファクターに取り入れて良い結果となるか悪い結果となるかは
それこそその時次第で変わります。もし予想に馬体重を取り入れないケースであればそこのデータに惑わされる事はなくなります。こう言った意見を聞けば必要のないと考えている人も居るのかと思って感心します。
全くレースと馬体重が関係性が無いのかと言えばウソであり、やはり明らかに太いケースや明らかに痩せすぎているケースはレースに直結する可能性が高いと考えてよさそうです。馬の体重は500キロを超える馬も多く
例えば人間の体重の2キロはかなり減った感じがしますが、馬の2キロはほとんど変わりに気が付きません。馬はもともとの体重が大きい事がこうした要因にもあって例え10キロ減ったり増えたりしたところでパワー
で押し切って全く影響のない事なども考えられます。先ほど話した馬体重を全く無視している人が居る事もあながち間違いではなく、多少の馬体重の誤差は全く影響しないが正解かも知れません。競馬を予想する上では
少しでも情報を取り入れて有利不利を付けて買い目点数を絞りたいのが常です。だから少しでも予想のファクターとして馬体重をプラスしてそこで増減の大きな馬を平気で馬券の対象から外している人も見かけます。
しかし結果としては、その大幅馬体重の馬がキッチリと馬券となって撃沈した事は良く見かけます。これも馬が成長して馬体が立派になっているプラス分を成長分としてとらえていればプラス体重でも平気で馬券になった
りしますし、そこは状況判断をしっかりとしなければいけなかった所だと思います。何でもかんでも馬体重が大幅プラス大幅マイナスだからと馬券の対象から外してしまう事も危険な要素なのかもしれません。実際に
長期休養でG1に出走してきたトウカイテイオーも大幅プラスを物ともせずに1年半ぶりのレースを快勝する事は十分に競馬では起こりうる事です。まずは馬を見る目をしっかりと持って本当にプラス体重分が成長分では
ないのかなども、ある程度目を養って競馬のファクターに取り入れると少しは馬体中のプラスやマイナスで外しても大丈夫な馬かどうかは判断できるかも知れません。そこを考えて競馬の馬券購入に取り入れる事が出来れ
ば、結果的に馬体重はレースとの関係性がしっかりとあり、そのレースで来ない馬をそこで把握出来る状況にもつながります。そこをしっかりと考えて馬体重も見た目で判断出来ればより予想にプラスに出来るかも知れません。
【馬体重とレースの関係】