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2020年10月31日 スワンステークス(G2) 

2020年10月31日 スワンステークス(G2) 

 

■対象レース 

 

2020年10月31日(曜) 京都競馬場 芝1400m 

スワンステークス(G2) 

 

 

■出走馬表 

 

1.サウンドキアラ 松山 弘平  

2.アドマイヤマーズ 川田 将雅 

3.ロケット 酒井 学 

4.カツジ 岩田 康成 

5.メイショウオーパス 幸 英明 

6.シヴァージ 藤岡 佑介 

7.ベステンダンク 北村 友一 

8.レインボーフラッグ 和田 竜二 

9.カテドラル 福永 祐一 

10.ボンセルヴィーソ 木幡 巧也 

11.タイムトリップ 柴山 雄一 

12.プロティガルサン 国分 優作 

13.キングハート 小崎 綾也 

14.アルーシャ 武 豊 

15.スマートオーディン 藤井 勘一郎 

16.ステルヴィオ 池添 謙一 

 

■レース内容 

 

スタートしました。 

 

ほぼ揃いました。 

なにが行きますか10番のボンセルヴィーソ、内から3番ロケットが行きました。追っていく4番のカツジ、前の2頭です。 

3番手広がって1番のサウンドキアラ、2番のアドマイヤマーズ、外は10番のボンセルヴィーソと広がります。 

すぐ後ろ先団外目16番のステルヴィオが行って7番ベステンダンク、中段前に14番のアルーシャです。 

外は12番のプロティガルサン13番のキングハート、外回りコースへ向かっていきます。 

2馬身、中段よりも少し後ろ9番のカテドラル、5番のメイショウオーパスが行って8番のレインボーフラッグ、並んでいった15番のスマートオーディン、残り800mを切って坂を下ります。 

後ろから2頭目は6番のシヴァージ、最後方は11番のタイムトリップです。 

 

3.4コーナー中間に向かいます。 

わずかに先頭はここで4番のカツジ。しかし、リードが詰まってきました。 

アドマイヤマーズ外から動いていったプロティガルサン、ボンセルヴィーソ前が広がって、生垣の向こうから直線コースへ向かいます。 

 

内を空けてわずかに4番のカツジが先頭粘っていますが、プロティガルサン、アドマイヤマーズ、ボンセルヴィーソ、外に持ち出してステルヴィオ、内を狙ってメイショウオーパス、サウンドキアラ、その後ろ中段から追い込みはアルーシャ、カテドラルですが、残り200mを切って、先頭振り切れるか4番のカツジリードを2馬身半! 

 

追ってくるボンセルヴィーソ、外から16番のステルヴィオが追って、アルーシャ!カテドラル!外からシヴァージ追ってきますが! 

 

先頭は、カツジ! 

 

カツジが押し切ったゴールイン!! 

 

1着 カツジ(4番) 

2着 ステルヴィオ(16番) 

3着 アドマイヤマーズ(2) 

 

■レース結果と的中馬券配当 

 

着順 馬番 馬名 

1着 4番 カツジ 

2着 16番 ステルヴィオ 

3着 2番 アドマイヤマーズ 

 

単勝 

4 14,370円 11番人気 

 

複勝 

4 1,840円 12番人気 

16 200円 3番人気 

2 190円 2番人気 

 

枠連 

2-8 15,390円 22番人気 

 

馬連 

4-16 34,820円 44番人気 

 

馬単 

4-16 109,710円 100番人気 

 

ワイド 

4-16 8,120円 49番人気 

2-4 6,010円 41番人気 

2-16 490円 3番人気 

 

3連複 

2-4-16 43,000円 82番人気 

 

3連単 

4-16-2 662,610円 773番人気 

 

■見解とポイント 

 

最初に、3歳のNZT以来の勝利となったカツジを見ていきます。 

 

重賞馬やG1ホースが揃って豪華なメンバーが揃ったレースを制したのは11番人気の伏兵カツジでした。 

 

勝ったカツジのラップタイムは1.21.2秒で、近3年のスワンステークスよりはタイムは早いです。しかし、テン3F通過タイムが35.5秒台と、近3年どころか近10年内で最も遅いラップ推移でした。 

 

極度にスローに落としたレースメイクが、カツジに余裕を持たせ、後続勢を振り切りました。 

これといった逃げ馬不在の中で、内枠を活かして果敢にハナを奪った岩田康成騎手の好騎乗が奇襲が見事にはまったレースですね。ゴール版通過後の岩田騎手も本当にうれしそうでしたし、見ていてレッツゴードンキの桜花賞を彷彿させるようなレースでした。 

 

息子の活躍を背後に、少し調子を落としていましたが、まだまだ親父の威厳が垣間見れた一戦でしょう。 

 

2着はステルヴィオでした。 

外枠から先行競馬に加わりますが3.4コーナーでプロティガルサンの斜行を喰らって苦しい競馬になります。しかし、直線で末脚を伸ばしてG1ホースの威光を証明しました。 

 

コーナーでの不利は辛いものがありましたが、馬場の良いところから競馬をし、アドマイヤマーズを抑えて連対できたので、まだまだ地力は健在ですね。 

しかし、直線で外目から追い込んだにも関わらう、上りは34秒台であるところを見る限り、少し能力の衰えが出ているかもしれません。 

 

3着はアドマイヤマーズでした。 

初の1400m戦、休み明け、トップハンデを考慮すると、よく頑張ったほうだと思います。 

特に、時計の掛かる馬場では、昨年の富士ステークスや今年の安田記念で敗れているように、どちらかというと苦手な条件下で結果を残せたのが良かったでしょう。 

 

本質は時計の出る馬場なので、阪神開催のマイルCSに出走するのであれば、馬場状況をしっかりと見極めたいですね。 

 

1番人気のサウンドキアラは10着に敗れてしまいました。 

京都巧者で舞台適正は問題ないのですが、内が荒れまくっている現在の京都で最内枠を引いてしまったのは不運でしかないでしょう。 

 

直線でも脚は使えている中で、外から仕掛けた追い込み勢に敗れているように、着順以上に悪い競馬ではありませんでした。 

 

次走以降、この一戦で人気を落とすようでしたら、期待値は高くなるでしょう。 

 

 

実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。                 

 また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。                 

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