パドックで入れ込んでいる馬を見ると、もともとの気性が血統的に荒かったりするとまたそれもサラブレッドのキャラクターだと認識して馬券も購入したりしますが、例えば長距離のレースに出走する流れとして入れ込みがずっと続く様であれ
ば、多少はその馬の状態を返し馬まで確認して馬券の購入に反映させるか待った方が良いかも知れません。もちろん入れ込みが良いとは言いませんが、短距離のレースなどであまりにのんびりしすぎている馬がいれば、やはりスタート
で後手を踏んで出遅れるケースもあったりします。なので入れ込んでやる気を見せている所もある程度評価の対象として見るケースもあります。パドックで入れ込み馬を見て買うか買わないかの取捨を迫られたのであれば、そう言った
今行われるレースの距離や、入れ込みの度合いを把握して購入するかどうか判断をゆだねたら結果も付いてきそうです。何でもかんでも競馬で馬券の購入点数を絞りたいと考えてちょっとした入れ込みの馬を馬券から外して痛い目に
あったケースは何度もあり、そう言った馬にとっての入れ込みは許容範囲のものだったとして考える他ありません。自分達でパドック診断を行う場合は、やはりその馬のキャラクターをある程度理解する必要があります。しかしレースに
なると急におとなしくなったり、レースには集中したりする馬もいます。何でこんなにキャラクターが変わったりスイッチが入ったり出来るのか不思議な馬も中にはいて、近年で言えばＧ１を沢山取った馬でゴールドシップと言う馬がいました。
この馬はとても気性が荒く中々ゲートに入ってくれなかったり暴れたり、パドックでも入れ込んだりありましたがしかしそれだけ闘争心があって素晴らしい馬であった事は事実としてあります。そうでなければこんなに沢山のＧ１を奪取する
事は出来ないなど、馬にも入れ込みが良いと言うか入れ込みにより闘争心を出してレースに臨んでなにくそ負けるかと言った気持ちがそこに現れていたのだと感じます。ちなみにゴールドシップは必ず馬券に入れて置いたのですが、
美味しい思いをするケースや残念な負け方をするケースもあったりしましたので、その辺りは平均して良かった時の事が多かったです。こうしたキャラクターの強烈な馬もやはりパドックでの入れ込みが激しかったりしますが、それでも
馬券としては購入するメリットがあったりします。その馬のキャラクターにもよりますが、入れ込みの馬の取捨は当然その馬のレベルも加味して後はレースの距離や馬券に入れてもメリットがあるかどうかの判断がそれぞれ重要です。
許容範囲の入れ込みは、パドックからずっと返し馬まで入れ込むケースとしては、そこでかなりのスタミナを消耗しているケースがありあまり馬券としては必要の無い馬かも知れません。しかしパドックでの入れ込みもジョッキーがまたがって
直ぐに落ち着きを取り戻したりすると、それまでの入れ込みは全く関係の無い気分屋な馬なのかも知れません。そう言った馬のパドックも毎回比較しながらこう言った時には入れ込んでいても好走出来たなど、色々と自分の記憶として
残しておけば、逆にゴールドシップの時の様にどんなレースでもある程度闘争心を表に出して、しっかりとレースでも結果を出したりします。サラブレッドは生き物である以上その馬の気分によって走る意欲を失ったりする事もあります。
しかし気分欲走らせる事がジョッキーの役割であり、それが出来たジョッキーはやはり上位に入着する形になります。それぞれパドックなどで状態を見ても明らかに入れ込みがすごく、距離が長距離のレースであれば、逆に体力を
持たせる騎乗が求められるのがジョッキーの役割でもあります。ですが、サラブレッドのスタミナにも限界がある為そこも馬券として考えながらパドックでの入れ込みの状態はしっかりとチェックして馬券の取捨を上手に行っていきたいです。
【パドックでの入れ込んだ馬の取捨】