2021年6月5日 鳴尾記念(G3)
■対象レース
2021年6月5日(土曜) 中京競馬場 芝2000m
鳴尾記念(G3)
■出走馬表
1.ブラストワンピース 岩田 康成
2.アフリカンゴールド 藤岡 康太
3.ユニコーンライオン 坂井 瑠星
4.ペルシアンナイト 幸 英明
5.ワイプティアーズ 松若 風馬
6.ブラヴァス 武 豊
7.サトノソルタス 川田 将雅
8.ショウナンワバルディ 池添 謙一
9.ヒンドゥタイムズ 福永 祐一
10.ペプチドオーキッド 富田 暁
11.クラージュゲリエ 松山 弘平
12.アメリカズカップ 西村 淳也
13.サンレイポケット 鮫島 克駿
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 3番 ユニコーンライオン
2着 8番 ショウナンバルディ
3着 1番 ブラストワンピース
単勝
3 2,060円 8番人気
複勝
3 680円 9番人気
8 610円 8番人気
1 430円 7番人気
枠連
3-6 5,420円 20番人気
ワイド
3-8 3,660円 36番人気
1-3 3,910円 38番人気
1-8 4,410円 41番人気
馬連
3-8 18,420円 41番人気
馬単
3-8 36,430円 82番人気
3連複
1-3-8 89,010円 153番人気
3連単
3-8-1 635,640円 908番人気
■見解とポイント
先週の目黒記念に続くような超がつくほどのドスロー競馬でした。
今年の鳴尾記念のペースを見るとテン4Fが50秒6(!)で上がり4F45秒6で、ある程度競馬をかじっている人であればだれでも突っ込みたくなるようなドスロー競馬。
問題なのがほとんどの騎手がスロー競馬を分かっていながらも道中で仕掛けようとする騎手がいなかったことです。
競走馬にはさまざまな脚質がありますが、ペースが遅ければ遅いほど前を走る馬に余力が残るのでそのまま逃げられる可能性が高くなります。
そのため、スローの前残りを打破するために、先行馬にしろ差し馬にしろ、追い込み馬にしろ、早めに仕掛けなくては勝てるチャンスを逃してしまいます。
ところが、今回はほとんどの騎手が仕掛けようとせずただ回ってきただけで、ユニコーンライオンが楽々逃げ切りました。
馬券を当てた人ならまだしも、勝負レースとして馬券を購入して敗れた人は正直気の毒に思えますし騎手に対してプロ意識を持てといってもいいレベルでした。
それほどスローで前残りになったのが今年の鳴尾記念です。
1着はユニコーンライオンでした。
騎乗した坂井瑠星騎手はこのレースでもっとも仕事した一人で、いち早くスローに持ち込み勝つ競馬に持っていきました。
若い騎手ながらも道中の展開を瞬時に察知し、勝つ競馬ができるのは素晴らしいことで、だからこそ大舞台に騎乗する機会も増えるのでしょう。
下手な中堅騎手よりもずっと立派です。
馬自体は展開が恵まれすぎたので、この一戦で評価するのはやめたほうがいいでしょう。
2着のショウナンバルディも前残り展開が味方しました。
この馬は中京で好成績なので舞台適性もあっていました。
もっとも、完全に抜け出したユニコーンライオンとは3馬身半差なので、もっと早めに動いていたら勝ち負けもあったでしょう。
3着はグランプリホースのブラストワンピースでした。
前走の有馬記念ではレース中に心房細動のため、競走を中止。それ以来のレースとなり、陣営もまずは無事を考えての出走でしたが、差し馬不利の展開での3着でした。
最内枠スタートの差し馬で、しかも鞍上の岩田騎手がインからの急襲が得意なので、インから攻めるしかなかったかもしれません。
前残り有利の展開で、しかも心房細動の後の初戦と考えると悪くない内容だったといえるでしょう。
次走は未定ですが一昨年制した札幌記念あたりに挑むのも面白いかもしれません。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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