2021年4月24日 福島牝馬ステークス(G3)
■対象レース
2021年4月24日(土曜) 新潟競馬場 芝1800m
福島牝馬ステークス(G3)
■出走馬表
1.リュヌルージュ 鮫島 克駿
2.ムジカ 秋山 真一郎
3.パッシングスルー 津村 明秀
4.ロザムール 北村 宏司
5.クラヴァシュドール 藤岡 佑介 取消
6.フィリアプーラ 菊沢 一樹
7.ミスニューヨーク 加藤 祥太
8.シゲルピンクダイヤ 和田 竜二
9.アブレイズ 藤井 勘一郎
10.アバルラータ 吉田 隼人
11.ディアンドル 団野 大成
12.サンクトュエール 杉原 誠人
13.ドナアトラエンテ 川田 将雅
14.アフランシール 丸田 恭介
15.カリオストロ 亀田 温心
16.パラスアテナ 坂井 瑠星
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 11番 ディアンドル
2着 13番 ドナアトラエンテ
3着 12番 サンクトゥエール
単勝
11 1,540円 7番人気
複勝
11 540円 8番人気
13 160円 1番人気
12 980円 11番人気
枠連
6-7 2,170円 11番人気
ワイド
11-13 1,280円 16番人気
11-12 9,620円 64番人気
12-13 2,380円 26番人気
馬連
11-13 3,300円 15番人気
馬単
11-13 8,140円 33番人気
3連複
11-12-13 33,030円 95番人気
3連単
11-13-12 237,210円 607番人気
■見解とポイント
例年と違って今年は新潟で開催された福島牝馬ステークス。
最初に勝ったディアンドルの勝ちタイムを見ると1.46.9秒です。過去10年の福島牝馬ステークスとそこまで差はありませんが、福島がツーターンの小回りコースに対し、新潟はワンターンの大回りコースなので、新潟競馬で開催された今年のほうがタイムは出ます。
ところが、過去の福島牝馬ステークスの平均的なタイムで終結しているので、時計だけ見たら遅い部類に入ります。
また、テン4Fが48秒台に対し、上がりが46秒台なので完全にスロー競馬でした。
もともと新潟は直線が全競馬場で最も長いのでスピードを持続させやすいため、後方馬が有利な舞台ですが、今年馬券に絡んだのはいずれも前目で競馬をしていた馬です。
このスローの流れの影響で前で競馬をしていた馬に余力が残り、結果的には逃げ・先行馬に有利な舞台となりました。
1着はディアンドルでした。
リズムよく前目で競馬し、ドナアトラエンテの追撃も振り切っての勝利でした。
もともとは葵ステークスや北九州記念で好走していた短距離馬でしたが、去年の秋口から思い切った距離延長を試し、それが今年になって結果に繋がっていますね。
前走の小倉大賞典でも牡馬相手にしっかり前目で結果を残していたので期待値の高い一頭でしたが大回りの新潟で勝ち星を掴めたのでコースを問わず、中距離路線で活躍できそうですね。
ただ、7着馬までがハナ・クビ差だったので少し狂えば馬券外だったのも事実ですが、トップハンデ55キロで勝ちきれたので着差以上の勝ちっぷりだといえるでしょう。
2着は全姉にジェンティルドンナを持つドナアトラエンテでした。
お姉さんとは違って条件戦で賞金を加算して挑んだ一戦でしたが、ディアンドルは捕え切れなかったですね。
上がり33秒台の末脚を使いましたが直線の長い新潟だからこそ伸びた足で、実際はそこまで速くはありません。
また、ディアンドル同様3着以下とは僅差なので、もう少し取柄がないと牡馬前線に挑むのは難しいと思います。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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