2021年4月11日 桜花賞(G1)
■対象レース
2021年4月11日(日曜) 阪神競馬場 芝1600m
桜花賞(G1)
■出走馬表
1.ストライプ 田辺 裕信
2.ファインルージュ 福永 祐一
3.ブルーバード 柴田 大知
4.ソダシ 吉田 隼人
5.アカイトリノムスメ 横山 武史
6.ストゥーティ 岩田 康成
7.ククナ 藤岡 佑介
8.メイケイエール 横山 典弘
9.エンスージアズム 岩田 望来
10.アールドヴィーヴル M.デムーロ
11.ジネストラ 北村 宏司
12.ヨカヨカ 幸 英明
13.エリザベスタワー 川田 将雅
14.ミニーアイル 藤岡 康太
15.シゲルピンクルビー 和田 竜二
16.ソングライン 池添 謙一
17.ホウオウイクセル 丸田 恭介
18.サトノレイナス C.ルメール
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 4番 ソダシ
2着 18番 サトノレイナス
3着 2番 ファインルージュ
単勝
4 360円 2番人気
複勝
4 140円 2番人気
18 130円 1番人気
2 350円 8番人気
枠連
2-8 520円 1番人気
ワイド
4-18 290円 1番人気
2-4 1,030円 13番人気
2-18 950円 12番人気
馬連
4-18 670円 1番人気
馬単
4-18 1,280円 2番人気
3連複
2-4-18 2,660円 5番人気
3連単
4-18-2 10,400円 15番人気
■見解とポイント
3週間ぶりに日曜日は晴れ開催となりましたが、開催後期とは思えないような高速馬場が維持されている阪神競馬場。
桜花賞と同距離同舞台で開催された先日の阪神牝馬ステークスにおいても勝ち馬のデゼルが1.32.0秒の好時計を叩き出しましたが、今年の桜花賞の勝ち馬ソダシのタイムは1.31.1秒。それだけでなく7着に入選したストゥーティまで1.31秒台でゴール板を通過しました。
今年の阪神は京都改修工事のため、12週というロング開催で施工されていますが、この時期らしからぬ時計に馬場造園師がコンディション維持に力を入れすぎている風にも思えます。
それはさておき、ラップ推移は12.1-10.8-11.2-11.1-11.6-11.2-11.2-11.9と、3Fから終始11秒台を刻み続けていてペースはかなり速いです。
逃げ馬や先行馬であれば途中で失速してもおかしくない中で、先行したソダシは後半も11秒台を刻んでいるので高速馬場の要素を除外しても非凡な能力を持っていることが分かりますね。
今年の桜花賞は元々のポテンシャルの高い馬が上位に入選する結果となりました。
1着のソダシは桜花賞では不振な2枠からのスタートで、3番手集団から競馬をしつつ、直線で出し抜いての勝ちっぷりでした。
正直クロフネ産駒のソダシがこの高速馬場で対応できるのか疑問でした。どちらかというとパワータイプの馬が多いイメージがあるので洋芝の札幌2歳ステークスを勝った時の方が適応力があると踏んでいましたが、フタを開けてみれば高速馬場でも問題の無い競馬でしたね。
吉田隼人騎手も立ち回りから位置取りまで完璧でしたし、内枠の理を大いに活かせたでしょう。
ただ、クロフネ産駒は2000mが距離の限界だと思うので、オークスに挑むかは分かりません。勝利インタビューで吉田隼人騎手が次走は分からないとコメントしていたように、オークスではなくNHKマイルに向かうかもしれません。
2着はサトノレイナスでした。
こちらは大外18番からのスタートで、後方競馬となり、直線で一気に仕掛けましたが阪神JF同様ソダシにはわずかに届かず桜のタイトルを得ることはできませんでした。
サトノレイナスの上がり最速32.9秒は素晴らしいタイムに思えますが、標準位の時計だった阪神JFの上がり3Fが33.9秒なので高速馬場の影響が露骨に響いています。
ソダシのためにG1タイトルはまたもお預けとなりましたがこの馬は兄弟に中距離馬のサトノフラッグがいるのでこちらはオークスでも対応できそうです。
オークスにて、今度こそクラシックタイトルを手中におさめたいところでしょう。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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