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2020年10月17日 府中牝馬ステークス(G2) 

2020年10月17日 府中牝馬ステークス(G2) 

 

■対象レース 

 

2020年10月17日(曜) 東京競馬場 芝1800m 

アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(G2) 

 

 

■出走馬表 

 

1.シゲルピンクダイヤ 幸 英明 

2.ダノンファンタジー 川田 将雅 

3.フェアリーポルカ 和田 竜二 

4.サラキア 北村 友一 

5.ラヴズオンリーユー M.デムーロ 

6.シャドウディーヴァ 内田 博幸 

7.トロワゼトワル 横山 典弘 

8.サムシングジャスト 松山 弘平 

 

 

■レース内容 

 

スタートしました。 

 

揃ったスタートを切っています。一団の飛び出し。 

まずは緩やかに2コーナーを回っていきますが、まずは7番のトロワゼトワルがじわっと出ていって先頭に立ちます。リードは1馬身半、2馬身です。 

これを無理に追いかける馬はいないようで、2番手は2番のダノンファンタジー、向こう正面です。 

あとは2馬身後方、上がって行く外5番のラヴズオンリーユー、内は3番のフェアリーポルカ3番手、4番手。 

前から5頭目は1番のシゲルピンクダイヤが行っています。あとは2馬身後方、外4番のサラキア、内は6番のシャドウディーヴァ、2馬身遅れて最後方は8番のサムシングジャストの展開です。 

 

向こう正面の中間から3コーナーを目指していきますが、先頭は7番のトロワゼトワルが飛ばしてリードは7馬身、8馬身取って3コーナーを迎えます。 

残り1000m。単独2番手は2番のダノンファンタジー。あとはまた5.6馬身開いて5番のラヴズオンリーユーが3番手に今度は上がっていきます。 

3.4コーナー中間。800mの標識を迎えますが59.6秒で1000mを切っています。3.4コーナー中間です。 

 

先頭は7番のトロワゼトワル。リードは1馬身に縮まって、離れた外から2番のダノンファンタジー。積極的に動いていって600mを切って第4コーナーです。 

前は2頭、内外離れています4コーナーを回って直線コースへ。 

 

あとは3番手は内3番のフェアリーポルカ。そして外は5番のラヴズオンリーユー。一番外は4番のサラキアです。 

残り400m。粘っている7番のトロワゼトワル3馬身のリード2番はダノンファンタジーは一杯か? 

外から4番サラキア。5番ラヴズオンリーユー伸び脚はどうか? 

馬群の中から6番のシャドウディーヴァ追い込んでくる! 

内からは8番のサムシングジャスト! 

200mを切って、粘る粘る7番のトロワゼトワル! 

追って4番のサラキア!間から8番のサムシングジャスト!6番のシャドウディーヴァは4番手! 

今度は外から捕え切った4番のサラキアだ! 

リードは2馬身3馬身! 

4番サラキア! 

重賞初制覇!ゴールイン!! 

 

2着6番のシャドウディーヴァ 

3着接戦。8番サムシングジャスト。そして5番ラヴズオンリーユー。内は7番のトロワゼトワル。広がって接戦。 

 

1着 サラキア(4番) 

2着 シャドウディーヴァ(6番) 

3着 サムシングジャスト(8番) 

 

■レース結果と的中馬券配当 

 

着順 馬番 馬名 

1着 4番 サラキア 

2着 6番 シャドウディーヴァ 

3着 8番 サムシングジャスト 

 

単勝 

4 2,020円 7番人気 

 

複勝 

4 400円 6番人気 

6 420円 7番人気 

8 460円 8番人気 

 

枠連 

発売なし 

 

馬連 

4-6 9,350円 26番人気 

 

馬単 

4-6 20,340円 6番人気 

 

ワイド 

4-6 2,430円 27番人気 

4-8 2,670円 28番人気 

6-8 1,870円 23番人気 

 

3連複 

4-6-8 23,160円 54番人気 

 

3連単 

4-6-8 189,020円 313番人気 

 

 

■見解とポイント 

 

開幕2週目に開催された府中牝馬ステークスは、重馬場の影響で、パワーが求められる舞台でした。 

その中で、逃げたトロワゼトワルが1000mを59秒台で通過し、重馬場にも関わらずハイペースとなります。 

馬券に絡んだ3頭はいずれも後方から構えて競馬をした馬をします勝ったサラキアの時計が1.48.5秒でした。 

昨年の府中牝馬ステークスが稍重開催の中で、勝ち馬のスカーレットカラーのタイムが1.44.5秒なので、今年はかなりの消耗戦です。 

後方有利の展開というよりも、先行勢が総崩れして、後方組が先着できる展開となりました。 

 

1着は念願の初重賞を手にしたサラキアです。 

道中は中段後ろあたりで競馬をしましたが、3~4コーナーにかけて上がって行き、直線の入りの際は3番手の位置を確保。そのまま馬場の良いところで勝負をして見事勝利を収めました。 

 

昨年の同舞台で開催された稍重馬場のエプソムカップでも好走しているように、サラキアは湿った馬場のスロー展開が得意な馬です。 

今回、ペース自体はハイペースとなりましたが、サラキアのペースはそこまで速くなくて、ゆったりとした流れで競馬ができました。 

 

また、鞍上の北村友一騎手が3~4コーナーで仕掛け始め、サラキア自身も最後の最後までしっかり脚を伸ばせていることから、北村友一騎手の仕掛けどころがかなり冴えていた一戦です。 

 

舞台を選びますが、湿った馬場ではまだまだ期待できます。 

 

2着のシャドウディーヴァも府中巧者であることを証明した一戦。 

前が沈んでくれたことも好走の一因ですが、しっかりと脚を伸ばせていて、まだまだ重賞路線での好走が期待できるでしょう。 

 

3着のサムシングジャストもしんがり人気を覆す活躍を見せました。 

松山騎手も乗れていますし、秋華賞でも期待できますね。 

 

4着のトロワゼトワルはハイペースを刻みながら競馬をし、直線の入りでは捕らえられてもおかしくはありませんでしたが、最内から非常に粘り強い競馬を証明しました。 

 

差し勢の勢いに敗れてしまったものの、重馬場をハイペースで粘り切る根性は大したもので、負けて強しの競馬でしょう。 

 

5着のラヴズオンリーユーは馬場と距離適性が影響がかなり大きく響いたでしょう。 

オークスを制した時は高速馬場で快勝しましたが、さすがに今日の馬場では切れ味を発揮できませんでした。 

また、1800mはいまのラヴズオンリーユーには少し短すぎるかもしれません。 

 

本番のエリザベス女王杯は2F伸びるので、叩きとして考えるなら及第点といったところでしょう。 

 

6着のダノンファンタジーは、仕掛けどころが悪くて大敗しました。 

このペースのこの馬場はどうしても前が苦しくなるので、コーナーワークの最中で動き出したのはさすがに早すぎたでしょう。 

もう少しじっくりと構えていたら結果は変わっていたかもしれないですね。 

 

実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。                  

 また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。                  

 競馬は実践あるのみです。                  

                  

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