■2020年9月5日(土曜)札幌11R第55回 農林水産省賞典 札幌2歳ステークス(GⅢ)
■出走馬表
- ピンクカメハメハ 武 豊
- ヴェローチェオロ 大野 拓弥
- ジオルティ C.ルメール
- カガフラッシュ 江田 照男
- スライリー 石川 裕紀人
- バスラットレオン 坂井 瑠星
- コスモアシュラ 丹内 祐次
- ユーバーレーベン 戸崎 圭太
9. ウインルーア 横山 武史
- リキサントライ 柴山 雄一
- ウイングリュック 和田 竜二
- 1 ヴィゴーレ 池添 謙一
13. ソダシ 吉田 隼人
- 1 アオイゴールド 団野 大成
■レース内容
スタートしました。内から1番ピンクカメハメハ、好スタートを切っています。6番バスラットレオンも良い飛び出しをみせました。そして13番ソダシ、11番ウイングリュックも前に行きます。4頭が広がって1コーナーへ入っていきます。5番手、馬群の中に5番スライリーが続いていきました。この外9番ウインルーア、先団馬群の中。
1コーナーから2コーナー。1番ピンクカメハメハ、内から今日も行きました。リードを2馬身です。2番手に控えて6番バスラットレオン、2コーナーを廻っていきます。3番手外11番ウイングリュック、5番スライリー4番手、1馬身差3番ソダシ、5番手です。
向こう正面に出ます。この後差が無く9番ウインルーア、内から2番ヴェローチェオロが中団から行っています。間を3番ジオルティ、1馬身後ろ外目14番アオイゴールド、向こう正面中間を進んで行きます。その1馬身後ろ7番コスモアシュラ、4番カガフラッシュ、内から10番リキサントライ追い上げて行って、後方2頭12番ヴィゴーレ、8番ユーバーレーベン、外1番後ろから徐々に追い上げようとしています。1000m通過59秒1と上がりました。
1団のまま3コーナーを廻っていきます。1番ピンクカメハメハ先頭ですが、差が無くなって、動いて行った6番バスラットレオン、さらに外からソダシ。追っていきました。3、4コーナー中間です。バスラットレオンとソダシ2頭並ぶ形で4コーナーをカーブしていきます。この外からは上がっていく7番コスモアシュラ、3頭1団になって。4番手に14番アオイゴールド、その後外目から12番ヴィゴーレ。直線コースへ向かいました。白い馬体が踊って13番ソダシ、抜けだしをはかる所。内はバスラットレオン張り合って、200mを切りました。この外から8番ユーバーレーベンも一気に追い上げてきていますが。
先頭13番ソダシ、1馬身のリード。追い詰めに行く8番ユーバーレーベン、ソダシ、ユーバーレーベン、ソダシが1着でゴールイン。2着は8番のユーバーレーベンが入り、3着には6番のバスラットレオンが入りました。
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名、
1着 13番 ソダシ
2着 8番 ユーバーレーベン
3着 6番 バスラットレオン
単勝
13 470円 2番人気
複勝
13 160円 2番人気
8 290円 6番人気
6 150円 1番人気
枠連
5-8 1,560円 6番人気
ワイド
8-13 900円 9番人気
6-13 410円 1番人気
6-8 830円 7番人気
馬連
8-13 2,360円 9番人気
馬単
13-8 3,920円 11番人気
3連複
6-8-13 3,060円 2番人気
3連単
13-8-6 17,670円 18番人気
■実際のレースについての見解とポイント
2020年9月5日(土曜)に札幌競馬場で行なわれた11R第55回 農林水産省賞典札幌2歳ステークス(GⅢ)は今週でフィナーレを迎える夏競馬を締めくくる2歳の14頭の若駒たちによって争われる芝1800mの重賞レースで、この日は天候も良く、良馬場という絶好のコンディションの中行なわれました。
そんな今年の札幌2歳ステークスは3頭が人気を分け合う形となり、1番人気に支持されたのは坂井瑠星騎手騎乗の6番バスラットレオンが単勝3.9倍で、2番人気は白毛馬で吉田隼人騎手騎乗の13番ソダシで、3番人気は武豊騎手騎乗の1番ピンクカメハメハが5.6倍で、その下の4番人気が10.4倍と戦前は三つ巴の様相を呈していましたが、そんなレースを制したのは2番人気で吉田隼人騎手騎乗の13番ソダシが好位追走から、前で粘り込みを図る6番のバスラットレオンをゴール前で見事捕らえきり、見事勝利しました。13番のソダシは、白毛馬で、母も祖母も白毛という3代続く白毛で、芝の重賞を白毛馬が勝利するのは今回が初となり、勝ちタイムも1分48秒2とコースレコードとなり、実力のあるところを見せつけました。
レースはほぼ揃ったスタートから1番のピンクカメハメハがハナを奪い、競り欠ける馬もなくすんなり隊列は決まりました。前半1000mの通過タイムが59秒2というハイペースでレースは進み、最後の直線へと向かうと、1番のピンクカメハメハの手応えが怪しくなると、代わりに6番のバスラットレオンが先頭に躍り出て逃げ込みを図りましたが、外から追い込んで来た13番のソダシと、後方で脚を溜めていた8番のユーバーレーベンが前を捕らえ、ゴール前際どい争いとなりましたが、13番のソダシがクビ差しのぎきり、見事勝利しました。
2着に敗れた8番のユーバーレーベンも敗れた物の3着とは1馬身と3/4差をつけており、展開が向いたとはいえ、力は見せました。勝った13番のソダシはこれでデビューから無傷の2連勝を飾り、しっかり賞金も加算出来たため、秋以降のビッグレースへローテーションも楽になり、白毛馬がクラシックレースの台風の目となるかもしれません。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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