2021年7月4日 ラジオＮＩＫＫＥＩ賞(G3)
■対象レース
2021年7月4日(日曜) 福島競馬場 芝1800m
ラジオＮＩＫＫＥＩ賞(G3)
■出走馬表
1.デルマセイシ 菅原 明良
2.ヴァイスメテオール 丸山 元気
3.アサマノイタズラ 嶋田 純次
4.プレイイットサム M.デムーロ
5.ボーデン 武藤 雅
6.リッケンバッカー 幸 英明
7.シュヴァリエローズ 吉田 隼人
8.ロードトゥフェイム 木幡 巧也
9.スペシャルドラマ 戸崎 圭太
10.ワールドリバイバル 津村 明秀
11.タイソウ 三浦 皇成
12.アイコンテーラー 亀田 温心
13.ワザモノ 柴田 善臣
14.ノースブリッジ 岩田 康成
15.グランアフィシエ 大野 拓弥
16.ヴァイルネビュラ 田辺 裕信
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 2番 ヴァイスメテオール
2着 10番 ワールドリバイバル
3着 14番 ノースブリッジ
単勝
2 780円 4番人気
複勝
2 280円 3番人気
10 820円 12番人気
14 410円 8番人気
枠連
1-5 5,330円 28番人気
ワイド
2-10 2,980円 42番人気
2-14 1,700円 20番人気
10-14 4,330円 57番人気
馬連
2-10 11,530円 45番人気
馬単
2-10 20,830円 90番人気
3連複
2-10-14 41,850円 153番人気
3連単
2-10-14 316,180円 1134番人気
■見解とポイント
雨の影響で稍重馬場で開催されたラジオＮＩＫＫＥＩ賞。
勝ったヴァイスメテオールの時計は1.48秒0です。福島芝1800mのオープンクラスの近5年の平均タイムは1.47秒4です。
また、近10年のラジオＮＩＫＫＥＩ賞の勝ち馬のタイムと比較すると9番目に遅い時計なので、時計のかかる馬場で開催されていました。
つぎに今年のラジオＮＩＫＫＥＩ賞のペースを見ると、
200m 12.5 （12.5）
400m 10.8 （23.3）
600m 12.3 （35.6）
800m 12.5 （48.1）
1000m 12.6 （1.00.7）
1200m 12.1 （1.12.8）
1400m 11.8 （1.24.6）
1600m 11.6 （1.36.2）
1800m 11.8 （1.47.0）
となっており、前半はゆったりとしたペースで運ばれていて、ラスト3Fからペースがあがっています。
脚を溜めやすい展開となっていて、ヴァイスメテオールはラスト3Fで末脚を伸ばして勝利をもぎ取りました。
馬の全力が出せるといわれる3Fで全力を出した馬が好走した内容となっており、教科書どおりの競馬ができた馬が結果を残した一戦となりました。
1着は前述の通り、ヴァイスメテオールです。
一頭だけ非常に強い競馬ができていました。
前半は中段にいたものの、残り400mからいきなり加速し、4コーナーで直線入りしてもその脚色を衰えることなく加速し、フタを開けてみれば横綱相撲でした。
この400m時点での急加速が非常に面白くて、父のキングカメハメハから継いだ加速力を存分に発揮しています。
そして、他馬を一切寄せ付けない力強い競馬もできていました。
この馬は過去のレースを見ても雨でタフになった馬場のほうが好走しているので、馬場は合致していたかもしれません。
そして、パワーもスタミナも兼ねそろえているでしょう。
秋はセントライト記念あたりから菊花賞を目指すと思いますが、今後の競馬界を引っ張るような馬が出てきたように思います。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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