2021年2月21日 小倉大賞典(G3)
■対象レース
2021年2月21日(日曜) 小倉競馬場 芝1800m
小倉大賞典(G3)
■出走馬表
1.カデナ 菅原 明良
2.ヴァンケドミンゴ 藤岡 佑介
3.テリトーリアル 石川 裕紀人
4.アドマイヤジャスタ 吉田 隼人
5.ヴァンランディ 杉原 誠人
6.アールスター 長岡 禎仁
7.フェアリーポルカ 和田 竜二
8.トーラスジェミニ 吉田 豊
9.バイオスパーク 内田 博幸
10.ドゥオーモ 藤岡 康太
11.ロードクエスト 西村 淳也
12.デンコウアンジュ 蛯名 正義
13.ショウナンバルディ 岩田 康成
14.ベステンダンク 横山 和生
15.ボッケリーニ 浜中 俊
16.ディアンドル 団野 大成
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 3番 テリトーリアル
2着 15番 ボッケリーニ
3着 16番 ディアンドル
単勝
3 2,380円 11番人気
複勝
3 610円 11番人気
15 150円 1番人気
16 950円 14番人気
枠連
2-8 2,300円 9番人気
ワイド
3-15 1,340円 12番人気
3-16 9,640円 92番人気
15-16 2,180円 23番人気
馬連
3-15 3,150円 10番人気
馬単
3-15 9,920円 31番人気
3連複
3-15-16 32,190円 106番人気
3連単
3-15-16 231,750円 731番人気
■見解とポイント
今年の小倉大賞典は騎手の力量、そして駆け引きが見られた非常に面白いレースでした。
逃げたのは想定通りトーラスジェミニでしたが、1000m通過タイムが58.0で、1F11秒台を刻み続けるラップ推移でハイペースでした。
3コーナーを差し掛かるところで2番手を追走していたディアンドルがまくり、3番手以降の集団も徐々に進出を開始します。
直線の入りで先頭はディアンドル。しかし、内から、10馬場重賞全制覇に王手をかけた蛯名正義騎手のデンコウアンジュ、そして外からは1番人気のボッケリーニに1800m巧者のテリトーリアルが接近。
最終的にはテリトーリアルががボッケリーニの追撃を阻止して、悲願の初重賞制覇となりました。
レース映えしましたし、掲示板に入選した騎手の勝ちに拘る執念が映像越しからも伝わった名レースでした。
1着のテリトーリアルは7歳にして待望の重賞制覇です。
前を行くトーラスジェミニとディアンドルから離れた3番手で競馬をし、3コーナー過ぎたあたりから進出する際も、ロスの無い競馬運びを送ることができました。
直線でも長く脚が使えましたし、馬の長所を石川騎手が引き出せたと思います。
2着のボッケリーニも強い競馬をしましたが、長く使える脚を引き出したテリトーリアルが一枚上手でしたね。
直線の位置取りもテリトーリアルのほうがはるかにいいポジションを確保していたので、このあたりも石川騎手の騎乗に軍配が上がるでしょう。
3着のディアンドルは3歳時にスプリンターズステークスに出走した経験もあるスプリンターホースなので、ここでの好走はまさかといった内容。
3コーナーでトーラスジェミニをかわして先頭に躍りでて直線に入ると、そこから驚くほどの粘り強さを発揮。内から鋭い脚を使ったデンコウアンジュに一度は差されるも、最後に差し返しています。(もっとも、デンコウアンジュが通った内ラチはやや荒れ気味だったので、デンコウアンジュが失速した可能性もあります。)
ディアンドルの距離適性が全く理解できませんが、一つ言えるのはハンデに恵まれたことです。軽ハンデがあったからこそ、道中のマクリも決まり結果に結びつきました。
この馬に関しては好走要因がいまいちわかりませんが、今後も中距離路線を走ると思うので、注目はしていきたいですね。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
競馬は実践あるのみです。
『競馬勝ち組への道』の無料レポートを当サイトからは配布してますので、まだ見ていない方は是非見てみてください。
当サイトからの好評を頂いている競馬勝ち組の道を記したレポートを手に取り、競馬ライフを楽しんで頂ければと思います。