2021年3月27日 日経賞(G2)
■対象レース
2021年3月27日(土曜) 中山競馬場 芝2500m
日経賞(G2)
■出走馬表
1.ヒュミドール 吉田 豊
2.ワールドプレミア 石橋 脩
3.アールスター 長岡 禎仁
4.ウインマリリン 横山 武史
5.ナイママ 柴田 大知
6.ウインキートス 丹内 祐次
7.カレンブーケドール 松山 弘平
8.オセアグレイト 横山 典弘
9.ムイトオブリガード 北村 宏司
10.ジャコマル 田中 勝春
11.シークレットラン 田辺 裕信
12.ダンビュライト 松若 風馬
13.ラストドラフト 三浦 皇成
14.ゴーフォザサミット 丸山 元気
15.サトノルークス 大野 拓弥
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 4番 ウインマリリン
2着 7番 カレンブーケドール
3着 2番 ワールドプレミア
単勝
4 850円 4番人気
複勝
4 230円 4番人気
7 120円 1番人気
2 160円 2番人気
枠連
3-4 930円 3番人気
ワイド
4-7 400円 3番人気
2-4 870円 9番人気
2-7 260円 1番人気
馬連
4-7 1,000円 3番人気
馬単
4-7 2,560円 8番人気
3連複
2-4-7 1,630円 2番人気
3連単
4-7-2 10,240円 15番人気
■見解とポイント
G1馬に加えてG1常連組が多頭揃い、近年の前哨戦としては豪華なメンバーの揃った今年の日経賞。
最初に逃げたのは田中勝春騎手騎乗のジャコマルで900m通過タイムが56.5秒です。
このタイムは2012年から2020年の9年間の開催では3番目に遅い入りでした。
そのジャコマルは最終的に5着に入選。掲示板組を見てみると4着に入選したヒュミドールを除く4頭は前目で競馬をしていた馬でした。
また、1F当たりの時計も11秒台後半～12秒台を淡々と刻むスローペースとなっているので、ジャコマルが逃げ、先行馬有利な舞台を作ったといえます。
1着は横山武史騎手のウインマリリンでした。
ジャコマルの番手で脚を溜め、仕掛けどころで動き出してG1常連組を置き去りにした快勝劇でした。
横山武史騎手の完璧ともいえる騎乗で、ウインマリリンの持ち味を最大限に活かしました。
ウインマリリンは開幕週のフローラステークスを制しているように、高速馬場巧者のイメージがありますが、高速馬場とはいえない昨年のエリザベス女王杯でも好走しているように、今回の日経賞の馬場は全く問題なかったでしょう。
馬場適正の広い馬なので、馬場を気にせず重賞前線に挑めるのは好材料ですね。
ただ、ハンデ53キロの恩恵を受けていたのは事実なので、今後斤量が増して実力を発揮できるかは確認しておきたいところです。
現役最強の重賞未勝利馬ともいえるカレンブーケドールはまたしても2着入選で、重賞タイトルはお預けとなりました。
54キロの恩恵、絶好調の松山騎手の手綱さばきをもってしても勝ち切れていないのはこの馬に勝つ気がないのか疑いたくるほどですが、いくら中山の直線が短いとはいえ、末脚にキレがなかったのは気になるところです。
休み明けだったので次走以降で調子を上げる可能性もありますが、松山騎手を持って挑んでいるだけに、陣営からしたらメイチだった可能性もあります。
陣営にとっては歯がゆい結果でしたが次走以降で調子あげてくれることを祈るばかりです。
菊花賞馬のワールドプレミアはテン乗りで外々を回りながらも3着なので、休み明けを踏まえればこんなものでしょう。
本番は天皇賞(春)だと思いますし、天皇賞(春)のほうが実力を発揮できそうなので、次走以降が楽しみです。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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