2020年9月27日 桶狭間ステークス
■対象レース
2020年9月27日(日曜) 中京競馬場 ダ1400m
桶狭間ステークス
■出走馬表
1エイシンポジション 武 豊
2.オーシャンズルーラ 北村 友一
3.ブルーメンクローネ 吉田 隼人
4.テイエムノサッタ 田中 健
5.ヴォーガ 小牧 太
6.リトルモンスター 団野 大成
7.タガノヴェローナ 城戸 義政
8.メイショウヴォルガ 泉谷 楓真
9.メイショウミズカゼ 酒井 学
10.マイネルラック 国分 優作
11.サンタナブルー 川須 栄彦
12.グロワールシチー 菱田 裕二
13.アスターソード 国分 恭介
14.プレシャスルージュ 西村 淳也
15.フィールドセンス 松山 弘平
16.シェパードボーイ 和田 竜二
■レース内容
スタートしました。
まず芝の上、先行争い。14番のプレシャスルージュが好スタート好ダッシュ。そのまま、プレシャスルージュが行きかけます。
内からは勢いをつけて、3番のブルーメンクローネ、外は15番のフィールドセンス、これらが出てきてダートに移りますが、わずかに14番のプレシャスルージュが先頭に立っています。
4番手グループ4頭横一線で、内1番のエイシンポジション、真ん中7番のタガノヴェローナ、間4番のテイエムノサッタ、外12番のグロワールシチーが上がっていきます。
第3グループ。先行グループの後ろに2番のオーシャンズルーラ、5番ヴォーガ、9番のメイショウミズカゼ、3コーナー手前です。
中段よりも後ろのインコースに6番のリトルモンスターが続いています。残り800mを切りました。
そのあと16番のシェパードボーイ、3コーナーカーブで8番のメイショウヴォルガが後方4頭目、13番のアスターソードが続いて、10番のマイネルラックが後方2頭目、最後方は11番のサンタナブルーです。
3.4コーナー中間、これから4コーナーへ。前は3番のブルーメンクローネ、そしてプレシャスルージュ、2頭が並んでいます。
4コーナーカーブから直線。3番手1番のエイシンポジションが前2頭の外へと切り替えます。
外は15番のフィールドセンス、そして現在5番手は12番のグロワールシチーです。直線コースの攻防。
坂の上りで、わずかに3番のブルーメンクローネが頑張っています。200mを切って、坂を上り切った1番のエイシンポジションがこれに並んでくる。
現在3番手は14番のプレシャスルージュ、そのあと開いて15番のフィールドセンスが現在4番手。
前は抜けた1番のエイシンポジション、突き抜けました！
1番のエイシンポジション、快勝、ゴールイン！
1着 エイシンポジション(1番)
2着 ブルーメンクローネ(3番)
3着 プレシャスルージュ(14番)
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 1番 エイシンポジション
2着 3番 ブルーメンクローネ
3着 14番 プレシャスルージュ
単勝
1 270円 1番人気
複勝
1 140円 1番人気
3 210円 2番人気
14 310円 7番人気
枠連
1-2 860円 2番人気
馬連
1-3 850円 1番人気
馬単
1-3 1,360円 1番人気
ワイド
1-3 460円 2番人気
1-14 830円 7番人気
3-14 1,800円 21番人気
3連複
1-3-14 5,110円 12番人気
3連単
1-3-14 15,100円 26番人気
■見解とポイント
中京の1400mは、前半が下り坂のため、必然的にハイペースとなり、今回の桶狭間ステークスを見ても、テン3Fが33.4秒に対し、上がり3Fが36.7と、完全にハイペースになりました。
ハイペースになると、後続が台頭することが多々ありますが、今回は先行勢が後方組を一切寄せ付けませんでした。
後続馬のポテンシャルも問われますが、先行勢が強い競馬をしたことも事実で、結果的には先行馬が掲示板を占めることとなりました。
1着はエイシンポジションでした。
馬体重440キロの小柄な馬ながら、直線では自身より100キロ以上あるフィールドセンスに詰めながらポジションを確保し、そのまま上がり最速で勝ち切りました。
心身ともに、馬がかなり成長しているように感じられた一戦でした。
直線ではフィールドセンスとのポジション争いにひるむことなく馬場を確保できましたし、一頭だけ、早送りを見ているかのようなピッチ走法を見ることができました。
先行馬ながらも上がり最速のラップタイムを叩き出したのも立派で、ポテンシャルの高さ、成長性を感じられました。
それは、持ちタイムにも表れていて、初めてダートを使われた時から、ラップタイムが良化していることからも分かります。
次走からはオープンレースに挑むこととなりますが、持ち時計も優秀ですし、オープン昇格初戦、いきなり勝ち星をあけてもおかしくはありません。
それだけの力強い競馬を、この一戦で垣間見ることができました。
2着は逃げたブルーメンクローネです。
良血馬がダート3勝目を狙いましたが、勝ったエイシンポジションが一頭だけ、抜けた競馬をしたために2着に敗れてしまいました。
しかしながら、勝ってオープン入りしてやろうという執念を感じさせる内容で、テン乗りとはいえ、今年北海道で調子を上げた吉田隼人騎手の勝ちにいく競馬が見られたのもよかったです。
3着馬には1馬身以上つけての完勝ですし、血統や過去のレースを見ても、まだまだ見劣りは感じられません。
重馬場や不良馬場が苦手な馬なので、馬場次第ではすっぱりと切ることができますが、良馬場～稍重馬場では芝・ダート問わず、警戒したい馬です。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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