2020年11月21日 伊勢佐木特別
■対象レース
2020年11月21日(日曜) 東京競馬場 ダ2100m
伊勢佐木特別(2勝クラス)
■出走馬表
1ワンダーコノシュア 石川 裕紀人
2.ジャッジ M.デムーロ
3.ベルウッドカザン 黛 弘人
4.ワカミヤオウジ 木幡 育也
5.ロードリバーサル 横山 武史
6.バンクオブクラウズ 酒井 学
7.ウインダークローズ 丹内 祐次
8.エイシンヨッシー 武藤 雅
9.キタノヴィジョン 三浦 皇成
10.レオステップアップ 津村 明秀
11.ブリッツェンシチー 北村 宏司
12.ラボーナ 石橋 脩
13.スタンサンセイ 丸山 元気
14.ヴィアメント 戸崎 圭太
15.サイモンサーマル 内田 博幸
16.セイユメアカリ 斎藤 新
■レース内容
スタートしました。
キタノヴィジョンやや後方からの競馬になりました。まず、好スタートは5番のロードリバーサル、6番のバンクオブクラウズ、赤い帽子の2頭が出ていきました。
7番のウインダークローズ、大外16番のセイユメアカリ、11番のブリッツェンシチー、これらが先行グループをつくります。
直後には、10番のレオステップアップが行って、13番のスタンサンセイが続いて、1コーナーをカーブします。
6番のバンクオブクラウズが先頭に立ちました。バンクオブクラウズ、先頭で2コーナーです。
7番のウインダークローズがついていっての2番手、3番手は3馬身空きました。5番のロードリバーサル、11番のブリッツェンシチーの2頭。5番手グループが一団で、この馬群外に2番のジャッジが上がっていって、向こう正面に差し掛かります。
10番のレオステップアップ、6番セイユメアカリ、3番のベルウッドカザンとここは一団。直後に13番のスタンサンセイです。
中段のインコースが8番のエイシンヨッシー、まもなく向こう正面中間。中段より後ろに構える14番のヴィアメント、先頭との差は10馬身。内は1番のワンダーコノシュア、この2頭の間に4番のワカミヤオウジ、後方3頭目、12番のラボーナが行って、15番のサイモンサーマル、9番のキタノヴィジョンは最後方待機です。
残り1000mの標識を過ぎて、これから3コーナーのカーブに差し掛かります。16頭。
先頭6番のバンクオブクラウズ、リードを1馬身は変わりません。2番手は7番のウインダークローズ、800mを切りました。
3番手は依然3馬身間が空いて、2番のジャッジが3番手に上がりました。そのあと、5番のロードリバーサル、13番のスタンサンセイも押し上げます。
4番手外目。11番のブリッツェンシチー、10番のレオステップアップ、その後ろが14番のヴィアメント、4コーナーカーブ、これから直線コースに向きます。
先頭6番のバンクオブクラウズ、振り切りにかかります。ムチが入って並びかける7番のウインダークローズ、残り400m、坂を上っていきます。
3番手は2番のジャッジ、内5番のロードリバーサルが外へと持ち出します。5番手から勢いよく14番のヴィアメントが追い上げてきて坂の上り。
先頭は突き放した6番のバンクオブクラウズ、坂を上り切って200mを切った!リードは3馬身!
2番手は横一線で、ウインダークローズ、ロードリバーサル、ヴィアメント、ジャッジ!
追い込んでくるのは9番のキタノヴィジョンが2番手の一角まで加わってくるが!
先頭は6番のバンクオブクラウズだ!
6番のバンクオブクラウズ、逃げ切ってゴールイン!!
1着 バンクオブクラウズ(6番)
2着 キタノヴィジョン(9番)
3着 ウインダークローズ(7番)
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 6番 バンクオブクラウズ
2着 9番 キタノヴィジョン
3着 7番 ウインダークローズ
単勝
6520円3番人気
複勝
6210円5番人気
9170円2番人気
7180円4番人気
枠連
3-51,500円9番人気
ワイド
6-9600円8番人気
6-7680円9番人気
7-9530円7番人気
馬連
6-91,750円10番人気
馬単
6-93,350円16番人気
3連複
6-7-93,270円10番人気
3連単
6-9-716,820円53番人気
■見解とポイント
今年の伊勢佐木特別のレース推移を見てみると、500mからゴールを通過するまでのハロン毎のラップが12秒台を淡々と刻んでいます。
レース全体はミドルペースですが、1000m通過タイムがおそらく1.03秒くらいでテンは非常にスロー。後半のラップタイムも12秒台を刻み続けていることから、レース全体がに非常にゆったりした流れとなっています。
掲示板に入選した5頭の内の4頭が先行馬で、上がりタイムも掲示板に入選した馬が上位を占めていることから、完全に前が完全に有利の競馬となりました。
あまりにもスローの場合、他の騎手は道中で動き出すべきです。途中で上がったデムーロ騎手はまだしも、出走騎手を見ると、そのような判断ができる騎手がほとんどいないのが、現在の関東所属騎手の課題でしょう。ルメール騎手や横山典弘騎手なら間違いなく仕掛けていたことでしょう。
その結果、あっさりバンクオブクラウズが勝ち切りました。
1着はバンクオブクラウズです。
余裕の一人旅で3勝目を手にしました。相手関係、特に相手騎手に恵まれていて、道中、誰も競り寄ってこなかったことから、全くノーストレスの勝利を手にしました。
今回は、だれも突っかかってこなかったので、2着馬に3馬身つけての完勝しましたが、本来なら、もっと競り寄られてもおかしくありません。能力は決して低くないものの、クラスが上がるにつれて、今回のような競馬は誰も許さなくなります。今回のような気分のよい走りは今後できないでしょうし、この一戦で、次走以降人気するようでしたら警戒したいです。
2着はキタノヴィジョンです。
最後方勢で唯一掲示板に絡みました。
前残りの競馬で、届きそうにもない距離でしたが、3着のウインダークローズ以下が意外なほど直線で伸び切れていなかったので2着を確保できました。
勝ったバンクオブクラウズは展開に恵まれていて、3着以下には届いていたことから、今年の伊勢佐木特別はそこまでメンバーレベルは高くないでしょう。
それでも、不利な後方から連対圏まで届いたのは、馬の地力ですね。
スタートこそ出遅れてしまいましたが、ゲートともう少し前で競馬することを覚えたら、このクラスは近いうちに突破できるでしょう。
3着はウインダークローズです。
前残りの舞台で健闘しましたが、最後にキタノヴィジョンに捕らえられたのは残念です。
これだけ前有利の展開は早々ないので、バンクオブクラウズはともかく、2着は確保してほしかったです。
不利な位置から競馬をしたキタノヴィジョンに負けてしまったことから、能力はキタノヴィジョンに軍配が上がります。ウインダークローズはそこまで力がないといわざるを得ません。
今後の大きな成長に期待したいです。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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