2020年9月13日 セントウルステークス(G2)
■対象レース
2020年9月13日(日曜) 中京競馬場 芝1200m
セントウルステークス(G2)
■出走馬表
1.トウショウピスト 丸田 恭介
2.ノーワン 池添 謙一
3.メイショウグロッケ 浜中 俊
4.ラヴィングアンサー 吉田 隼人
5.キングハート 菱田 裕二
6.セイウンコウセイ 幸 英明
7.ミスターメロディ 北村 友一
8.タイセイアベニール 松山 弘平
9.シヴァージ 岩田 望来
10.トゥラヴェスーラ 武 豊
11.ビアンフェ 藤岡 佑介
12.メイショウキョウジ 藤岡 康太
13.クライムメジャー 鮫島 克駿
14.フェルトベルク 藤懸 貴志
15.クリノガウディー 森 裕太朗
16.ダノンスマッシュ 三浦 皇成
17.ラブカンプー 斎藤 新
■レース内容
スタートしました。
ばらついたスタート。
まず出ていくのは大外17番のラブカンプー。しかし6番のセイウンコウセイ、前2頭。
あとは11番のビアンフェが3番手、その後ろ7番のミスターメロディが行って、あとは16番のダノンスマッシュ、うち1番のトウショウピストが6番手。あとは10番のトゥラヴェスーラが行っています。
2馬身後方に、内3番のメイショウグロッケ、第三コーナーをカーブ。直後に8番のタイセイアベニール。あとは2馬身後方に13番のクライムメジャーが行って内4番のラヴィングアンサー。
直後に、外を回って12番のメイショウキョウジ、その外に15番のクリノガウディー上がっていって2番のノーワンです。
あとは5番のキングハート、外は14番のフェルトベルクが行って、最後方は9番のシヴァージの展開です。
600m33,0の通過。4コーナーカーブに向かっていきます。
先手を奪い切った6番のセイウンコウセイ、リードは2馬身3馬身直線コースへ！
2番手は17番のラブカンプー、外から接近、16番のダノンスマッシュ3番手から2番手に上がって坂を上がってくる！
あとは7番のミスターメロディが4番手から3番手を伺って！
内からは11番のビアンフェ！残り200m！
今度は16番のダノンスマッシュが先頭！2馬身リードを取った！
2番手は7番のミスターメロディ、11番ビアンフェ！あとは3番のメイショウグロッケ接近するが！
先頭は16番のダノンスマッシュ！
16番のダノンスマッシュゴールイン！
1着 ダノンスマッシュ(16番)
2着 メイショウグロッケ(3番)
3着 ミスターメロディ(7番)
■レース結果と的中馬券配当
着順 馬番 馬名
1着 16番 ダノンスマッシュ
2着 3番 メイショウグロッケ
3着 7番 ミスターメロディ
単勝
16 300円 1番人気
複勝
16 140円 1番人気
3 860円 11番人気
7 160円 2番人気
枠連
2-8 2,460円 10番人気
馬連
3-16 11,990円 35番人気
馬単
16-3 15,420円 51番人気
ワイド
3-16 3,180円 37番人気
7-16 320円 1番人気
3-7 3,790円 39番人気
3連複
3-7-16 13,680円 45番人気
3連単
16-3-7 88,430円 278番人気
■見解とポイント
セントウルステークスは、スプリンターズステークスの前哨戦兼、サマースプリントの最終戦という位置づけです。
例年であれば阪神競馬場で開催されるのですが、今年はオリンピックのスケジュールと、秋から施行される京都競馬場改修工事のために、中京競馬場で開催されました。
レースは、大外のラブカンプーがハナを切ろうとしましたが、内からスタートしたセイウンコウセイが逃げる形での競馬となります。しかし、テン3Fが33.0秒、そして1Fごとのラップタイムが11.8-10.3-10.9-11.4-11.6-11.9と、控えめに言っても相当なハイペースの競馬となりました。
これによって前で競馬をしたセイウンコウセイやラブカンプーは揃って崩れる形となり、その番手で競馬をした馬や、差し、追い込み馬有利の展開となりました。
中京開催となった今年のセントウルステークスを制したのは1番人気のダノンスマッシュでした。
大外8枠からのスタートでしたが、前に行くであろうラブカンプーやセイウンコウセイの番手にうまく入り込むと、前が崩れるのを見越しての先行競馬であっさりと重賞6勝目を手にしました。
かつて京阪杯やシルクロードステークスを制したときのような勝ちパターンで見事勝利しましたが、今回は、自分で競馬を作ったというよりも、セイウンコウセイがハイペースの競馬に持っていって自滅という形で崩れたために、自然とダノンスマッシュにとって有利な展開になりました。
ダノンスマッシュは、大舞台前の前哨戦で結果を残す一方で、本番になると、前哨戦の疲れからか、なかなか勝ち切れないパターンがあります。そのため、重賞6勝を掲げながらもG1タイトルを手にしていません。
しかし、今回は、自ら動かずとも、得意の競馬で勝利を手にしたことで、余力が残っている可能性があります。
ダノンスマッシュは札幌や函館で結果を残しているように、小回りで力のある舞台も得意としています。開幕最終週の中山のスプリンターズステークスはまさにパワータイプで小回りのコーナーワークをこなせる馬が結果を残す舞台。
今回、余力を残して勝ち切っているいようでしたら、この秋こそ、悲願のG1タイトルをゲットできるかもしれません。
2着はメイショウグロッケでした。
6歳にして初めての1200m戦に挑みましたが、直線の長い中京競馬でいい脚を使えたました。
メイショウグロッケは、左回りで結果を残している一方で、ここ最近は結果が伴っていなかったのですが、流れる競馬であれば、脚を活かすことができますし、休み明けとはいえG1馬であるミスターメロディを捕らえきれたのは見事でした。
直線の長い短距離戦でまだまだ活躍できるでしょう。
3着のミスターメロディは、昨年の高松宮記念を制したG1ホース。今年はこれが2戦目となり、前走安田記念から3か月明けの休み明けで挑みました。
今回のミスターメロディの競馬を一言で表すなら、叩きの一戦としては上等といったところでしょう。
ミスターメロディもダノンスマッシュと同様、スプリンターズステークスを目標に調整されているので、今休み明けにも関わらずしっかりと動けていたのは、陣営からしたら充分納得できる内容だったことでしょう。
かつて高松宮記念を制したときのように、先行競馬でロスなく競馬ができ、叩きとはいえ勝利を手にする可能性もありましたが、先行勝負直線勝負となればダノンスマッシュのほうが一枚上手でした。
それでも、本番のスプリンターズステークスは枠の影響も大きい舞台ですし、内～中枠を引いて、今回のような位置取りを確保出来たら、ダノンスマッシュに逆転することも充分可能でしょう。本番に向けての走りができていました。
実際のレースは熱いレースでしたが、振り返っても面白いです。
また振り返ると、競馬で勝つことが逆算してわかったりします。
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